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勉強会

※記事は、首都圏カレッジメイト会議で行われている勉強会の紹介記事であり、この記事内の意見は首都圏カレッジメイト会議の意見を代表するものではありません。

【第2回勉強会報告

こんにちは!首都圏カレッジメイト会議4期のたあです。

たあの勉強会では、『新しい支援のカタチ』について紹介しました。

 皆さんは、『発展途上国支援』と聞いて、何を思い浮かべますか?寄付、ボランティア、など様々な方法がり、それを行っている様々な団体があると思います。その中でも今回は、『Kiva』という団体を紹介しました。

 この団体は、『少額融資』を通じて、発展途上国の支援を行うNPOのです。この団体は、発展途上国の金融機関と協力して、お金が必要な人を募り、webサイトにその人の情報、お金の使い道についてを公開しています。その情報を読んで、支援したいと思う人は、一口25ドル~支援をすることが出来ます。この制度が寄付と違うところは、お金を『貸す』ということです。利子はありませんが、お金を貸すので、事業が成功すれば、お金が返ってきます。お金を借りる側も、将来お金を返すつもりで借りるので、事業の採算性を真剣に考えることになります。インターネットの発展によって、寄付ではなく、お金を貸すことで、社会貢献が出来るというのが現代的で、おもしろいと感じ、勉強会で紹介しました。団体のHPには、わかりやすいムービーも公開されているので、興味を持った方は、検索してみてください。

【第3回勉強会報告】

第3回は二期生ゆめちゃんによる、「Ethical Fashion」についての勉強会でした!

勉強会では、まずメイトのみんなにどのようなところで服を買い、どのような基準でそれを買っているか話し合ってもらいました。

実はそれを気にするのってすごく大切なことなんです。

先日バングラデシュでFast Fashionを生産している工場が倒壊した事件はご存知ですか?私たちが喜んで買っているFast Fashionの安さの裏には労働者の人権が守られていない人が働いているんです。

 工場が倒壊するということは、工場建築の基準も甘い..。

 洋服生産で世界2位であるにもかかわらず、労働者の時給は10円..。

最貧国を抜け出すことは難しい。しかし、Fast Fashion Brandのなかでも労働者の人権を守る活動をしている会社もあります。

それを知って、その会社の理念に賛同するからそこの服を買うというあり方もいいのでは。海外、特にイギリスではEthical Fashionという考えが盛んです。長く使える生地、リサイクルが出来ること、フェアトレードである、大量生産でないなどなど。洋服を買う時、そういったことを意識してもいいはずです。普段身近で大好きなFashionに対する考え方を少しかえてみましょう:3

【第1回勉強会報告】

こんにちは!首都圏カレッジメイト会議4期のパポチです。

今回はその第一回、パポチの勉強会をご紹介します★皆さんはUNESCOという団体を知っていますか? UNESCOというとユネスコ世界遺産!というイメージかもしれませんが、今回の勉強会では、私の世界問題に関わる原点であり、皆さんに伝えたい「E」の部分、「Education」の活動を紹介しました。

 

1.ステレオタイプ

 日本ユネスコ協会の活動の一つに「くるりんぱ」というものがあります。一つの絵をある方向から見ているとペンギンにしか見えない絵も、「くるりんぱっ!」と絵をひっくり返すと、あら不思議。ペンギンが牛(馬?)に見えてしまう!そんなことを体験してもらうワークショップです。一つの絵が、見る方向を変えるだけで違うものに見えてくる。絵を上から見た人が「絶対ペンギンだ!」と言い張っていて、下から見た人が「馬にしか見えない!」と言い張っていたとしても、これはどちらの言い分も間違ってはいないのです。ここで大切なことは一度自分の見方を変えてみて、相手の見方を試してみることです。そうすると、お互いに間違ってなかったことに気付くはず。とても単純で当たり前のことのようですが、これは私たちが世界と関わっていく上で、とても大切なことですよね。

 

2.具体例

 このように偏りがちな私たちの「見方」をひっくり返す、具体的な例を見てみましょう。皆さん、「アフリカ」ってパッとどんなイメージがあるでしょうか。飢餓に苦しんでいて、とても貧しい国、もしくは原始的な生活をしているような人々を思い浮かべる人もおおいのでなと思います。そのような側面ももちろん存在します。でも実際にアフリカを見てみると、若者が携帯電話を使っていたり、近年ではパソコンも普及したりしていて裕福な人はとても裕福な暮らしをしています。もちろん、電波がまだつながりにくかったり、という困難はまだありますが、私たちの固定概念とは違う暮らしをする人々もアフリカ諸国には存在します。このように世界を見る目が、私たちの中で偏っているということにお気づきいただけたでしょうか。

 

3.私の経験

 世界を一つの視点だけで見ること(自分の持っている情報が全てだと思うこと)はとても危険です。ここで私が実際経験した「固定概念をぶち壊された瞬間」をご紹介します。私は2012年の春にネパールにスタディーツアーに行きました。そのときに一緒にいったメンバーと一緒にスタディーツアー中に訪問したNGO団体に「日本、また私たちにどんな支援を求めるか」を聞くという目標の元、現地スタッフが運営しているいくつかのNGO団体を訪問しました。しかし、実際に聞いてみると、どの方も「日本にしてもらいたいことは特にない。」と言いました。このときに私たちは私たちの中に「ネパールという国は最貧国の一つであり、私たち先進国の支援を必要としているはずだ。」という固定概念があったことに気付かされました。私たちが考えている以上にネパールのNGOの方々は自立した活動を行っているということに、現地に足を踏み入れて初めて分かりました。その他にも、私は海外に実際に行くことによって自分の持っている多くの固定概念に気付かされ、それを打ち砕かれてきました。他にも例はたくさんあるので、気になる人はパポチに直接聞いてください。笑

 

4.まとめ

 現在、日中、日韓問題が大きく話題にされていたり、在日外国人の犯罪が多く取り上げられたりしています。その報道などを見て、皆さんもいろいろな考えを持っていると思います。しかしその考えは自分の固定概念に凝り固まっていないでしょうか。逆の視点で考えたらどうなのか、本当のその人たちはどんな人たちなのか、その視点をもつことが大切です。自分が勉強していることなんて、世界の一部でしかないし、ましてやテレビだけで得る情報はたかが知れています。自分の見方一つで世界を見ていてはいけない。多角的視点で「本当の姿」を捉えていくことが相互理解につながる。それが平和への第一歩だと私は思います。

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